HOME刊行物ご購入 > ラジオは君を救ったか?
ラジオは君を救ったか?  ~ 大震災とコミュニティFM ~

ラジオが命を守った第18回日本自費出版文化賞入選

~ コミュニティFM研究第1弾 ~

内  容

東日本大震災の際、地方コミュニティFM局が被災地支援に大活躍しました。 しかし、ラジオは低迷の一途を辿っており、地方コミュニティFM局は厳しい経営を続けています。本書では、そんなコミュニティFM局の現状と経営の課題を探ります。

第18回日本自費出版文化賞入選作品(2015年9月2日)。

はじめに(本文より)

ラジオの存在が近年これほど注目されたことがあっただろうか?

1953年にテレビ放送が始まって以来、ラジオは低迷の一途を辿った。阪神大震災でラジオの復権が叫ばれたが低迷はそのまま続いた。

2011年3月11日、東日本大震災による大規模な停電で被災地ではラジオが蘇った。

 ラジオを通じて被災者に安心を届けるパーソナリティー。一方、避難所で安否情報、生活 関連情報、それに元気が出る音楽を必死に聴く被災者たち。全国で被災地にラジオを贈る支援も展開された。ラジオは被災者に「生きる勇気」を与えた。震災後、総務省が被災三県で特別に認可した臨時災害FM局は29局を数えた。

 地域に深く寄り添い「情報と音楽」を流し続けたコミュニティFMの被災者支援。コミュニティFMは全国で250局を超え、厳しい経営を続けながら「防災ラジオ」として地域貢献を果たしている。

 東日本大震災で注目されたコミュニティFMの現状と経営の課題を探る。

著  者

米村 秀司

1971年同志社大学卒。1971年、KTS鹿児島テレビ放送入社。報道部長、企画開発局長などを経て現在、鹿児島シティFM(株)代表取締役。
主な著書:「スペインと日本」行路社(共著)2003年3月、「消えた学院」ラグーナ出版2011年7月など。

目  次

はじめに


第一章  東日本大震災とコミュニティFM

あの日の記憶 / 放送再開 / コミュニティFMの活躍
新聞各社が震災地の臨時災害FM局を紹介 / 大学も臨時災害FM局を開設
民放連の調査とグーグルの「パーソンファインダー」 / インターネット利用の災害報道
九州のコミュニティFMと地域防災 / ラジオと防災無線が相互補完を
空港都市の連携(霧島市と名取市)


第二章  震災から一カ月、二十四時間チャリティー特番

鹿児島から被災地の局へ激励メール / 震災から一カ月、二十四時間チャリティー特番制作へ
特別番組 二十四時間チャリティー特番「東日本大震災から一カ月 今あなたを支えたい!」抄録
■被災地リポート
 ・大船渡災害FM
 ・福島コミュニティ放送(FMぽこ)
 ・石巻コミュニティ放送(ラジオ石巻)
■安全か? 川内原発
 ・KTS鹿児島テレビ川内支局 今吉裕幸
 ・九州電力川内原子力発電所環境広報次長 米丸賢一
 ・薩摩川内市危機管理官 新屋義文
 ・鹿児島県原子力防災対策室室長 藤崎 学
 ・川内原発建設反対連絡協議会 佃 昌樹
■鹿児島市長に聞く
■災害時のマスメディアの役割とは?
 ・鹿児島純心女子短期大学教授 三島盛武
 ・南日本新聞社元記者 能勢謙三
 ・KTS鹿児島テレビ放送報道局長 山口修平
 ・エフエム鹿児島アナウンス室長 中村 香
 ・鹿児島シティエフエム番組審議委員 南 徹
 ・鹿児島シティエフエム専務取締役 米村秀司
■災害後の心のケア
 ・鹿児島純心女子大学大学院教授 久留一郎


第三章  コミュニティFMの現況

宮崎サンシャインエフエムの支援活動 / 日本コミュニティ放送協会(JCBA)が総会
JCBAとコミュニティFMの経営 / 放送法改正とコミュニティFM / 国土交通省と意見交換
国土交通省九州地方整備局の情報発信システム / 奄美豪雨災害と九州地方整備局
東日本大震災で緊急出動 / JCBA九州地区協議会が東北支援番組制作へ
仙台シティFMラジオ3と特番打ち合わせ / 「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の活動
国立国会図書館が記録保存へ / 防災ラジオ特番制作会議
パーソナリティーが見た被災地
 ・揖宿泰洋(鹿児島シティエフエム)
 ・立迫なぎさ(FMやつしろ)
 ・宮田若菜(宮崎サンシャインエフエム)
 ・田中アイ(FMなかつ)
 ・高智穂さくら(熊本シティエフエム)
 ・水野直樹(熊本シティエフエム)
 ・石田正明(FMしまばら)


第四章  災害報道と鹿児島シティエフエム

華々しい開局 / 次々に特別番組を制作し地域浸透 / 経営改善に着手
イベント事業を推進 / 災害報道と災害広報


第五章  災害時の情報伝達と今後

震災報道シンポジウム / 放送と通信のメディアミックス / ラジコの活用
ライフライン情報の共同発信 / 災害を防ぐラジオコメントの表現
阪神大震災の教訓 / 3・11から何を学ぶか


あとがきにかえて


ラジオは君を救ったか?

四六判(128×188ミリ)
/ 288頁

定価(本体1,800+税)

ISBN 978-4-8391-
0806-9 C0036

2012年6月20日発行

数  量:

送料、お支払手数料無料!


  紹介する この本について