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内  容

日常の奇妙にねじれた時間にひそむ物語。

統合失調症を体験中の著者が聴いているのは「幻聴」なのか「霊」たちのざわめきなのか? 聴こえてくる声が教えてくれたもの…。

無意識の層にそっとささやきかけられた愛、命、社会についての声をショット、詩、短編小説の形式でまとめ上げました。

※ラグーナ工房による手製本となります。

一部作品のご紹介

作品名: 牛

牛の世界があった。みんな幸せだった。

作品名: 聞こえる

「ねぇ、わたしの声が聞こえる」

「助けてお願い」

私は幻聴だと思い無視した。

ニュースにものらない、小さな死だった。

作品名: 愛 ~隠し場所~

長年つきあった旦那に先立たれた。

この先どう暮らしたらいいかわらない。

おまえさん、

おまえさん、

わたしはどうしたらいいのかい。

たんすの整理をしていたら、日記がみつかった。

わたしが死んだら、妻が悲しむ。

わたしは妻より長生きしよう。

こんなわたしを選んでくれた優しい妻。

未来の三十年分のことが記されていた。

おまえさん、

わたしはさびしくないよ。

なぜだかはわかる。

愛があったのだね。

執筆にあたって (あとがきより)

この作品は、世界で一つしかない物語をつづろうと書いたものです。人間の器の限界を追求しました。 と、傲慢ではありますが、人間の限界ではなく、自分の限界です。

この世の真理は何なのかとひとりで考えていたら、言葉が生まれました。神とは何なのか、愛とは何なのか、そして人類はどこへ向かうのか。 ちょっと悲劇的で深い内容になりました。 こんな作品はみたこともないと思ってくださったら幸いです。おもしろくないと思われたら、焚書の刑に処してください。

誰もが人生の中で一度は勇気を出して戦わないといけない、私も統合失調症という病気と闘い、自分の運命を変えようと半生をかけて戦ってきました。この作品を読んで自分を慈しんでほしい。 そんな気持ちでいっぱいです。

ぜひ、手にとって読んでください。

竜  人

著  者

竜  人 (りゅうと)

1981年鹿児島市に生まれる。高校時代、映画『フランダースの犬』に触発され文筆活動を開始する。21世紀の幕開けとともに統合失調症を発病。
2006年「シナプスの笑い」編集長に就き、オリジナルとは何かを追究している。無類のガンダム好き。

目  次

第Ⅰ部 ショット
始まりの始まりの物語/聞こえる/牛/夢/病気/悲しみ/復活/クレヤミル/戦争/最後の戦士/死/神/休息/宇宙/歴史/ドラゴン/海/お金/自分/呪い/明日/正義/敗北/領域/希望/光/自由/終わり/命/怪物/人間/大切な何か/不死者/死体/事故/敵/伝説/幻/塔/時空/滅び/シャイン

第Ⅱ部 短編小説
アジラル

第Ⅲ部 詩
愛の十一連詩/僕たちは人形ではない/デットエンド/生きる

あとがきにかえて
アフターペインズ

世界はなにかであふれてる

A6判(105×149ミリ)
/ 96頁

定価(本体1,000円+税)

ISBN 978-4-904380-
01-7 C0093

2010年2月28日刊行

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